HOW TO 家づくり デジタルシティえひめ

家づくりのマナーを教えて?

家を建てる際にはいろいろな儀式やお祝い事が行われます。
それぞれの儀式にはしきたりやマナーがありますので把握しておきましょう。

地鎮祭

地鎮祭

地鎮祭は建築を始める前の儀式で、土地の神様を祀って、神主さんによって土地を清めてもらい、工事期間中の無事故や建物の無事の完成を祈願します。

地鎮祭には建築主と施工業者が出席。行う日は両者で話し合い、お盆やお彼岸の入りから明けまでを避けた、大安か友引の午前中に行うのがいいとされています。一般的にはその土地の氏神様となっている神社に依頼します。神社への依頼は施工業者が代行してくれるケースが多いようです。

儀式には神主さんへの御礼と供物が必要です。米、塩、水、白身の魚、乾物類、季節の野菜や果物などの供物は建築主が用意する場合が多いようです。神主さんの送迎は建築主か施工業者が行いますが、送迎を行わない場合は「お車料」を用意します。

上棟式

上棟式

家の土台、軸組が完了して棟木を上げる時に行う儀式で、職人さんたちの労をねぎらい、工事の無事を祈願して建築に携わる関係者を歓待するものです。神主さんを招いて工事の無事を祈願する場合もありますが、最近では建築主と施工業者で行うことが多いようです。
行う日の選び方や神主さんを招いた時の御礼や送迎は地鎮祭と同じです。

儀式では施工業者が用意した唐飾りを上げて工事の無事を祈ります。餅まきなどを行う風習もありますが、最近は省略している場合があるようです。式の後は 現場で酒宴をもうけ、ご祝儀も渡して職人さんたちの労をねぎらいますが、最近ではお酒と赤飯かお弁当を用意し、職人さんに持って帰っていただくケースが多 くなっているようです。

また、工事中はご近所に何かとご迷惑をかけることになりますので、地鎮祭、上棟式の前後には隣近所にも、菓子折やタオルなど簡単なものを持参して、ご挨拶にうかがうよう心がけたいものです。

地鎮祭の御礼は上棟式で必要。大切にとっておきましょう。

退去時の挨拶

引越の2、3日前までには現在住んでいる家の隣近所に引越することを告げにいきましょう。町内会の世話役の方やマンションの管理人さんにも知らせておきましょう。

引越当日には隣近所や特にお世話になった方々には、ちょっとした品物を持参し、もう一度改めて挨拶に行き、新住所と新電話番号も伝えておきましょう。

新居へ引っ越した時の挨拶

挨拶

新居の隣近所には引越の荷物が着く前に、「引越でご迷惑をおかけします」と簡単な挨拶をしておき、一段落ついたらその日の夜か翌日に、ちょっとした品物 を持参し、改めて挨拶に行きましょう。この品物には「心ばかり」「ご挨拶」「粗品」と書いたのし紙を付けます。のし紙が付けられない場合は「お世話になり ます」「今後ともよろしくお願いします」といった言葉を書いたカードを添えましょう。

また、挨拶にはできるだけ家族で行きましょう。家族全員で行けない場合は家族構成など、家族について簡単に話しておきましょう。

転居通知を出そう

転居通知は、できれば転居後すぐに届くように送りたいものですが、引越の準備などでばたばたして遅れがちになってしまいます。でも、できるだけ早く出す のがお世話になっている人たちへのエチケットなので、なるべく早く出すようにしましょう。転居通知には新しい家の住所、電話番号だけでなく、最寄りの駅や バス停、そこからの距離、地図なども入れておくといいでしょう。

年賀状や暑中見舞いの時期に近い場合や結婚と同時に転居の場合には、それらと併用した挨拶状でも構いません。

新築祝いを行うとき

新築祝い

新築のお披露目

新築した家に入居する前に神主さんにお祓いをしてもらう風習がありますが、最近では上棟式と同じく省略している方が多いようです。神主さんを招いてお祓いをしてもらう場合の御礼や供え物は地鎮祭と同じです。

引っ越して落ち着いたら工事関係者や親しい人を招いて新築の家のお披露目会を行いましょう。この際にはお酒やごちそうを用意してお客様をもてなすのが一般的です。

新築祝いをいただいたら

新築祝いとしていただいた品物は、当日飾っておくのがマナーです。新築お披露目の宴に招いた場合は、普通お返しの必要がありませんが、新築お披露目の会を持たない場合や簡単なパーティなどですませた場合は、「内祝」として品物を贈ります。

県外など、遠くに住んでいる人からのお祝いを利用して内祝の品を送りましょう。その際はお礼状や新居の写真などを添えて送ると喜ばれると思います。

ちょっとみみより
地鎮祭・新築祝いに招かれた時のマナー

地鎮祭

地鎮祭に招かれた時には清酒や現金をお祝いとして持参する場合が多いようです。愛媛では上棟式も同じ傾向です。

新築祝い

新築のお祝いをさしあげる場合は落成後できるだけ早い吉日がいいでしょう。また家を見せてもらい、欲しいものをうかがって贈るのも悪くありません。ただ、新築祝いには火を連想させるものはタブーとされていますのでご注意ください。