不動産用語

賃貸関連  土地関連  建物関連
複数は半角スペースで区切る
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行

RC [あーるしー] 区分:建物

鉄筋コンクリート造のこと。コンクリートを鉄筋で補強したもの。

アスベスト [あすべすと] 区分:建物

天然に産出される鉱物で、白石綿(クリソタイル)、茶石綿(アモサイト)、青石綿(クロシドライト)、アンソフィライト、トレモライト、アクチノライトの6種類。繊維が極めて細く(人の髪の毛の約5000分の1)、安価な工業材料としてスレート材、防音材、断熱材、保温材、吸湿材など広範囲に使用されてきた。石綿の繊維は、その粉じんを吸入することにより、肺繊維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があり、日本では1989年に「特定粉じん」に指定され、使用制限または禁止されるようになった。既存の建物にも使用されているケースがあるが、密封状態であれば問題はないとされているが、建物の老朽や取り壊し時などの飛散が心配されている。

アパート [あぱーと] 区分:賃貸

木造や、軽量鉄骨造・重量鉄骨造の2階建共同住宅。コーポ・ハイツともいう。

居抜き [いぬき] 区分:賃貸

店舗などで、既存の設備、備品などを設置したままの状態で賃貸すること。その状況に適した業種であれば、すぐに開業できるメリットがある。

インターネット対応 [いんたーねっとたいおう] 区分:賃貸

マンション全体(管理組合)でインターネットのプロバイダーと専用線契約をして、固定料金で常時接続のできるシステムを導入していること。回線使用料も含めて月額数千円程度で常時接続できる。また管理費に組み込まれているケースもあり、低価格で利用できるのが最大のメリットだが、インターネットの利用はマンション内に限られる。

ウォークインクローゼット [うぉーくいんくろーぜっと] 区分:建物

歩いて入れる押入れのこと。主に衣類の収納などに使用される。

内断熱 [うちだんねつ] 区分:建物

構造躯体の内側に断熱材を施工する工法。冷暖房によって室内環境をコントロールする際、適温になるまでの時間が短くて済む。ただし、構造躯体が夏の陽射しや冬の放射冷却による温度変化にさらされるため熱損失が大きく、室内温度を適正に保つには相当なエネルギーが必要。一般的な工法であるため、外断熱に比べて施工業者が多く、施工コストが安いというメリットがある。

売主(建物) [うりぬし(たてもの)] 区分:建物

取引態様の1つ。買主にとって売買契約を結ぶ相手のことで、売主から直接購入すると仲介手数料がかからない。新築マンションや建売住宅の場合は、一般的に不動産会社(宅建業者)が売主。中古住宅の場合は、個人が売主のケースが多い(不動産会社の場合もある)。通常は、不動産の売主と所有者は同じだが、時には所有者の代理人が売主になっていることもある。登記簿上の所有者と売主が一致していない場合は、売買契約の際、売主が所有者からの委任状を持っているかを確認することが重要。

売主(土地) [うりぬし(とち)] 区分:土地

取引態様の1つ。買主にとって売買契約を結ぶ相手のことで、売主から直接購入すると仲介手数料がかからない。通常は、不動産の売主と所有者は同じだが、時には所有者の代理人が売主になっていることもある。登記簿上の所有者と売主が一致していない場合は、売買契約の際、売主が所有者からの委任状を持っているかを確認することが重要。

ALC [えーあーるしー] 区分:建物

コンクリートの中に小さな気泡を含ませた素材。軽量であり、防火・断熱能力に優れているため外壁や間仕切りに使用される。

HPC [えいちぴーしー] 区分:建物

鉄骨プレキャストコンクリート構造。H型鉄鋼で構造物を造り、工場で成形したコンクリート板や柱などを現場で組み合わせる構造。

エクステリア [えくすてりあ] 区分:建物

門や庭、塀など建物以外の外部設備のことで、家主自身が手作りするケースも増えている。内装や住宅の外観と比べるとおろそかになりがちなエクステリアだが、家の印象に大きな影響を与えるので予算が許す限り注力したい。

SRC [えすあーるしー] 区分:建物

鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。鉄骨で柱を組み、鉄筋コンクリートをかぶせたもの。

FRP [えふあーるぴー] 区分:建物

ガラス繊維で強化したプラスチック材。浴槽や浄化槽の素材として使用される。

LDK(建物) [えるでぃーけー(たてもの)] 区分:建物

リビングダイニングキッチンの略。主に食事をしたり、くつろいだりと一家団欒の場。

LDK(賃貸) [えるでぃーけー(ちんたい)] 区分:賃貸

リビングダイニングキッチンの略。本来は2LDKの広さだが、リビングが広い1LDK仕様にするなど開放的な間取の賃貸も増えている。

オートロック [おーとろっく] 区分:賃貸

マンションの共同玄関などを施錠し、第三者が立ち入れないようにしたシステム。解錠は、暗証番号や共通の鍵を使用するか、各居住者がインターホンよりスイッチを押さないとできない。

オープンスペース [おーぷんすぺーす] 区分:建物

マンションの敷地内のうち、建物が立っていないスペース(駐車場を除外する考え方もある)のこと。オープンスペースが広いほど敷地にゆとりが感じられる。

温泉権利金 [おんせんけんりきん] 区分:土地

温泉のある別荘地などで、温泉を引く権利を得るための費用。温泉引き込み料、湯権と呼ぶケースもあり、数年単位で契約するケースが多い。

価格(建物) [かかく(たてもの)] 区分:建物

建物と土地の価格を足した販売価格で切り上げで表示。仲介の場合、手数料は含まれていない。税込み価格。

価格(土地) [かかく(とち)] 区分:土地

物件そのものの販売価格で切り上げで表示。仲介の場合、手数料は含まれていない。土地は非課税で消費税がかからない。

管理費 [かんりひ] 区分:建物

マンションを維持するための必要経費。共用部分の清掃費や水道・光熱費、エレベータの定期点検費用、管理会社に支払う管理委託料などに使われる。単位円で表示。100,000円以上の場合は万円で表示。

給湯器 [きゅうとうき] 区分:建物

ひとくちに給湯器といっても機能は実に多様。湯沸かし〜給湯のほか、追いだき、浴室暖房〜乾燥、床暖房まである。さらに、スイッチひとつで浴槽のお湯はり、保温、足し湯をすべて自動で行うものをフルオート(バス)と呼ぶ。

共益費 [きょうえきひ] 区分:賃貸

アパートやマンションなどの集合住宅において、エレベーターや廊下などの共有部分の照明や補修・管理に必要な費用。

近隣商業地域 [きんりんしょうぎょうちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた用途地域のひとつ。商業系の地域で「近隣商業」などと略される。近隣の住宅地の住民に日用品などの販売を行うことを主な目的にした商業施設、そのほかの業務の利便を増すために定められた地域で、マンション、商業・オフィスビルなどが混在している。客席部分が200平方メートル以内の小劇場、作業場の床面積の合計が300平方メートル以内の自動車修理工場、小規模な危険物の貯蔵施設も建築できる。風俗営業店は不可。

現況有姿 [げんきょうゆうし] 区分:建物

現在あるがままの状態ということ。山林や原野などを造成工事をしないで販売することを「現況有姿分譲」という。後者は市街化調整区域の土地や別荘地分譲などでよくあるケース。通常、現況有姿分譲地では電気、ガス、水道などが整備されていないため、そのままでは生活できない。

建築条件 [けんちくじょうけん] 区分:土地

建築条件付きの土地とは、土地売買契約後3ヶ月以内に販売会社(指定建築会社)と建築請負契約を結ぶことを条件として販売すること。3ヶ月以内に住宅の建築請負が成立しない場合は、売買はなかったことになり申込金その他支払った金銭は全額無条件で返還される。ハウスメーカーなどが開発する大規模な分譲地はほぼ建築条件付き。

建築面積 [けんちくめんせき] 区分:建物

建物を上から見て地面に投影した面積。2階が1階より張り出している場合はそれも加える。

建ぺい率 [けんぺいりつ] 区分:土地

土地面積に対する建築面積の割合制限。例えば200?の土地面積で建ペイ率60%であれば、建築面積は120?が限度である。

コーポ [こーぽ] 区分:賃貸

アパートの別称。

工業専用地域 [こうぎょうせんようちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた工業系の用途地域のひとつ。工業の利便を図るために定めた専用地域。マンション、一戸建て、寮・社宅を問わず住宅の建築が一切禁止されている唯一の用途地域。飲食店や店舗などの商業施設も規模にかかわらずほとんど建築できない。娯楽施設もカラオケボックスなどを除いて不可。大規模な工場が集積しているエリアで、臨海部や内陸の工業団地などに固まっている。住宅建築や土地活用の対象にはならない。

工業地域 [こうぎょうちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた工業系の用途地域のひとつ。主に工業の利便を図るために定めた地域。危険性や環境悪化のおそれが大きい工場も建築できる。パチンコ屋、カラオケボックスなど小規模な娯楽施設はOKだが、ホテル、シアターなどの施設は建築不可。住宅の建築は禁止されていないが学校や病院などは建てられない。住環境としてはあまり良くないので、工場労働者の寮・社宅などが中心で、一般的な住宅供給は少ないといえる。

構造・階数 [こうぞう・かいすう] 区分:建物

住宅の主体となる構造と階数を表示。また、マンションは何階建で何階部分の物件であるかを表示。

コンクリートパネル構造 [こんくりーとぱねるこうぞう] 区分:建物

鉄骨、木軸、RCなどで組んだ軸組に、コンクリートパネルを組み合わせた工法。パネルが建物の引張力に耐えるよう、特殊接着セメントやハイテンションボルトなどで接合し、その隙間にモルタルやコンクリートを充填して、一体構造にしています。さらに壁同士の接合にT型・L型の金物を使用して強化。断熱性、耐火性、遮音性に優れています。工場生産されるため非常に精度が高く、工期も短いのが特徴。PC(プレキャストコンクリート)を使用したPC造、重量鉄骨(H鋼)にPC板を接合させたHPC造、軽量気泡コンクリート(ALC)パネルを使用したPLC造もコンクリートパネル構造の範疇に入ります。

サービスルーム(建物) [さーびするーむ(たてもの)] 区分:建物

サービスルーム(納戸)のこと。建築基準法上必要な採光や換気の基準を満たしていない部屋のことで、特に分譲マンションに多く○LDK+Sなどと表示される。

サービスルーム(賃貸) [さーびするーむ(ちんたい)] 区分:賃貸

サービスルーム(納戸)のこと。建築基準法上必要な採光や換気の基準を満たしていない部屋のことで、主に○LDK+Sなどと表示される。

市街化区域 [しがいかくいき] 区分:土地

都市計画区域内ですでに市街地を形成している区域(既成市街地)と、線引きが行われた時点で以後10年以内に優先的に市街化を図るべきとされた地域を「市街化区域」という。同区域内では用途地域が定められ、道路・公園・下水道などのインフラを重点的に整備するとともに、土地区画整理事業や市街地再開発事業などが実施される。また、一定の開発行為には許可が必要。農地転用許可は不要で、農地委員会への届け出のみで転用可。

市街化調整区域 [しがいかちょうせいくいき] 区分:土地

都市計画区域内のうち、市街化を抑制する地域に指定されているエリアを「市街化調整区域」という。原則として開発することは禁じられている。開発や農地転用にも許可が必要。建物は、農林漁業用など限られたものしか許されず、住宅は原則として建てられない。

敷金 [しききん] 区分:賃貸

家主(貸す人)が賃貸契約時に賃借人(借りる人)から預かる預かり金。本来はそれだけのものだが、一般的には契約が終了して退去する際に、補修などで必要な費用を差し引いて返却されることが多い。中国地方では、平均的には家賃の3ヵ月程度。ちなみに関西方面では「保証金」と呼ばれ、家賃の10ヵ月程度が相場。

敷引金 [しきびききん] 区分:賃貸

退去時に敷金から1ヵ月分差し引くこと。礼金と似ているが、「先払い」の礼金に対して、「後から引かれる」のが敷引金。

漆喰 [しっくい] 区分:建物

消石灰に、のり、すさ(きざんだ麻など)を混ぜて水で練り合わせたもの。伝統的な和風住宅や土蔵造りなどの内外装仕上げに使う左官材料。通常は白色。漆喰に砂を混ぜて中塗り用に使うものを「砂漆喰」という。顔料を混ぜて着色した上塗り用の「色漆喰」もあり、伝統的な色は、浅黄漆喰、ネズミ漆喰、玉子漆喰、曙色漆喰、黒漆喰など。

シックハウス症候群 [しっくはうすしょうこうぐん] 区分:建物

住宅の建材に含まれるホルムアルデヒドなどの有害な化学物質が原因で、目や喉の痛み、頭痛、吐き気、倦怠感などの体調不良や病気が起きる現象、またその症状のこと。人によって関節痛、自律神経失調症など症状は多様。カビやダニ、細菌などの微生物が原因になるアレルギーや感染症を含めるケースもある。

私道負担 [しどうふたん] 区分:土地

土地の一部に私道が含まれている場合や、土地の接する道路に共有持ち分があるかどうかを表示。私道負担がある場合はその面積を表記。

借地権 [しゃくちけん] 区分:建物

建物の所有を目的に、地主から土地を借りて使用する権利のこと。借地権の契約期間は最低30年以上。借地人が更新を求めた場合、同一の条件で契約を更新しなければならず、更新後の契約期間は1度目が20年以上、2度目の更新以降は10年以上。地主が契約更新を拒絶できるのは正当事由がある場合のみ。定期借地権と区別するために普通借地権ということもある。また、借地権には、地上権と土地賃借権の2つの種類がある。

準工業地域 [じゅんこうぎょうちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた工業系の用途地域のひとつ。火災や公害発生など、危険や環境悪化のおそれの少ない工業の利便を図る地域。省略して「準工業」などという。住宅や学校、病院その他生活利便施設も建築できる。準工エリアの工場跡地に比較的規模の大きなマンションが建つことも少なくない。可燃性ガスの製造や危険物の貯蔵施設は建築できるので、住宅地として考える場合は、周辺環境や工場の種類などをよくチェックすることが大切。

準住居地域 [じゅんじゅうきょちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた用途地域のひとつ。大きく分けると住居系の地域だが、主に道路沿いに指定したエリアで、自動車車庫や150平方メートル以内の自動車修理工場などの自動車関連施設との調和を図ることを目指している。パーキング付ファミリーレストランや大型物販店、ショールームなど、いわゆるロードサイドビジネスが展開するイメージ。また、客席部分の床面積の合計が200平方メートル以下の小劇場やミニシアターも建築できる。

商業地域 [しょうぎょうちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた商業系の用途地域のひとつ。主に店舗や事務所などの利便を増進するために定められた地域。容積率が最大1000%で、20階建て以上の超高層ビルも建てられる。また、キャバレー、ダンスホールなどに加えて、個室付浴場、ストリップ劇場などの風俗営業店が唯一認められた用途地域。危険性や環境悪化のおそれが少なく、作業場の床面積が150平方メートル以内の工場も建築できる。住環境としてはあまり良くない。

所在地 [しょざいち] 区分:建物

物件の所在地。地番は登記簿上のものであり実際の住居表示とは異なる場合がある。

スラブ厚 [すらぶ] 区分:建物

コンクリートの床板のこと。また、スラブの厚みをスラブ厚と呼び、このスラブ厚があるほど遮音性が高くなる。

スレート [すれーと] 区分:建物

石質でできた薄い板。内外装や天井などに使用される。

制震構造 [せいしんこうぞう] 区分:建物

耐震構造と同様、地震による建物の倒壊を防ぐことを目的にしたもの。建物内に設置した制御装置で地震の力を吸収するため、建物が揺れにくく、地震の揺れも納まりやすくなる。

セットバック [せっとばっく] 区分:土地

二項道路に接している敷地で、道路の境界線を後退させること。セットバックした部分は道路と見なされるので、その部分に建物を建築することはできない。また、建ぺい率・容積率の計算の基になる敷地面積に含めることも不可。

専有面積 [せんゆうめんせき] 区分:賃貸

マンションなど分割された建物で、一戸あたりの面積。壁の中心線で囲まれた面積を指すので、実際に使用できる面積よりは広くなる。

外断熱 [そとだんねつ] 区分:建物

構造躯体の外側を断熱材ですっぽりと包む工法。構造躯体が夏の陽射しによる温度上昇、冬の放射冷却による温度降下といった外部環境の変化の影響されないので、室内温度を適正に保ちやすく、居室間の温度差が小さいのが特徴。コンクリートの膨張・収縮が少なく、住まいの長寿命化も期待大。

第一種住居地域 [だいいっしゅじゅうきょちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた用途地域のひとつ。大規模な店舗やオフィスビルなどの建築を制限する住居系の地域。床面積が3000平方メートル以下なら、階数にかかわらず飲食店や店舗、事務所などが建築できる。ボーリング場やゴルフ練習場、ホテル、旅館なども可。税務署、郵便局、警察署、消防署などは建物の規模に関係なく建築可能。また、マージャン店、パチンコ店、カラオケボックスなどの遊戯施設は規模にかかわらず建築できない。

第一種中高層住居専用地域 [だいいっしゅちゅうこうそうじゅうきょせんようちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた用途地域のひとつ。中高層住宅のための良好な住環境を保護するための住居系の地域。低層住居専用地域のような絶対高さ制限がないので、容積率に応じて4階建て以上の中高層マンションなどが建築できる。飲食店や店舗は2階建て以下で床面積500平方メートル以内ならOK。大学や病院、2階以下で床面積300平方メートル以内の独立車庫も建築可能。ゴルフ練習場・パチンコ店などの遊戯施設、ホテルなどの宿泊施設は不可。

第一種低層住居専用地域 [だいいっしゅていそうじゅうきょせんようちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた用途地域のひとつで、2〜3階建て以下の低層住宅のための良好な住環境を保護するための住居系の地域。一戸建ての住環境としてはもっとも優れている。住宅以外に建てられるのは、高校以下の学校、図書館、銭湯、診療所、老人ホーム、保育所など。併用住宅の場合は、住居部分が全体の2分の1以上で、店舗等の広さが50平方メートル以内に限られる。建物の高さを10mまたは12m以下に抑える絶対高さ制限がある。

耐震構造 [たいしんこうぞう] 区分:建物

柱や梁、壁などの構造部材で構造を強化し、地震の激しい揺れを堪え忍ぶもの。地震による建物の倒壊を防ぐことを目的にしています。太い構造部材をしっかり固定して、建物の形を変えずに建物全体が揺れる「剛構造」、部材が細く、地面の揺れに抵抗せず、しなやかにしなって建物の下の階から時間差で揺れていく「柔構造」があります。

第二種住居地域 [だいにしゅじゅうきょちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた用途地域のひとつ。住居系の地域だが、大規模な飲食店、店舗、事務所などの建築も可能。階数や床面積の制限はない。カラオケボックス、パチンコ店などの遊戯施設、畜舎、自動車教習所も建てられる。作業場が50平方メートル以下なら、小規模な食品製造業に加えて、危険性や環境悪化のおそれが少ない工場も建築可能。ただし、劇場や映画館、キャバレー、ダンスホール、営業用倉庫など建築できないものもある。

第二種中高層住居専用地域 [だいにしゅちゅうこうそうじゅうきょせんようちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた用途地域のひとつ。主に中高層住宅のための良好な住環境を保護するための住居系の地域。建築できる建物の種類は第1種中高層住居専用地域と同様。ただ、飲食店や店舗の床面積が第1種中高層住居専用地域の500平方メートル以内から1500平方メートル以内に拡大している。また、2階建て以内なら専用の事務所ビルも建築可能。パン、米、豆腐、菓子などの食品製造業で、作業場の床面積が50平方メートル以内の工場も建てられる。

第二種低層住居専用地域 [だいにしゅていそうじゅうきょせんようちいき] 区分:土地

都市計画法で決められた用途地域のひとつ。主に低層住宅のための良好な住環境を保護するための住居系の地域。建築できる建物の種類や高さ制限は第1種低層住居専用地域とほぼ同じ。唯一の違いは小規模な飲食店や店舗などの建築が可能なこと。具体的には2階以下で床面積が150平方メートル以内で、日用品の販売店、食堂、学習塾そのほかの各種サービス業を営む店舗。パン・豆腐など自家製造販売の場合は、作業場の面積が50平方メートル以内。

対面型キッチン [たいめんがたきっちん] 区分:建物

キッチンの設備をDKやLDKなどの内側に向けて設置した設備。リビングを見ながら調理ができるので、幼児がいる場合でも安心。

タウンハウス [たうんはうす] 区分:賃貸

建物が連棟式住居の場合(メゾネット・タイプのコーポなど)に敷地が共有の物件。

地目 [ちもく] 区分:土地

登記簿に記載されている土地の用途上の分類。

仲介手数料 [ちゅうかいてすうりょう] 区分:賃貸

不動産業者を通して部屋を借りた場合に、そのサービスへの対価として払う金額。一般的に家賃の1ヵ月分。ただし、不動産業者を通さずに借りたり、不動産業者自身が所持している物件を賃貸した場合には手数料は発生しない。

2×4工法 [つーばいふぉーこうほう] 区分:建物

北米で開発された木造建築工法(別名・枠組壁工法)。日本の在来工法が柱・梁による軸組構造であるのに対し、2×4工法は、木材で組まれた枠組みに構造用合板を打ち付けた6面体構造になっています。経済性、施工性、気密性、耐震性に優れているのが特徴。枠材として一般的に使用されている構造用製材の断面寸法が、厚さ2インチ、幅4インチであることから、英文読みで「ツーバイフォー(2×4)工法」が一般的な呼称に。

坪単価 [つぼたんか] 区分:土地

土地価格を1坪(=3.305789?)あたりの単価で表したもの。統一された基準ではなく、目安として記載。

鉄筋コンクリート(RC造) [てっきんこんくりーと] 区分:建物

RC造のRCはReinforced Concreteの略。型枠の中に鉄筋を組み、コンクリートを打ち込んで、柱・壁・梁・床を構成しています。コンクリートの圧縮力に強い性質と、鉄筋の引っ張りに強い性質を組み合わせることで、優れた耐久性、耐震性、耐火性、遮音性を発揮。基礎から一体化して造られているため、頑丈で安定感があるのも特徴です。

鉄骨軸組工法 [てっこつじくぐみこうほう] 区分:建物

木造軸組工法(在来工法)の構造材を鉄骨に置き換えた工法。木造軸組工法の筋交いに相当するプレースと耐力壁(パネル)で構造強度を補っています。設計の自由度が高く、剛性、地震や台風に対する耐久性、耐火性、気密性に優れているのが特徴。一般住宅の建設に適した軽量鉄骨造、工場・事務所の建設に適した重量鉄骨造があります。

鉄骨ユニット工法 [てっこつゆにっとこうほう] 区分:建物

あらかじめ工場で部屋単位で分割して造った鉄骨構造のユニットを、現場で組み立てて建物を造り上げる工法。ほとんどが工場で生産されるため工期が短く、さらに現場では難しい作業が工場内で高精度で行えるため品質も安定しています。

都市計画法 [としけいかくほう] 区分:土地

都市周辺への無秩序な乱開発を防ぎ、良好な環境を保ちながら道路や建物・施設を整備するなど、適正な土地利用を図るために設けられた「街づくりの計画」のことを都市計画という。自治体による建築規制、土地収用などの法的強制力を持つ。この都市計画の内容、決定の手続きなどについて定めたのが都市計画法。1968(昭和43)年制定。同法の対象エリアを都市計画区域として指定。開発許可制度、地域地区制度などを導入。

取引態様(建物) [とりひきたいよう(たてもの)] 区分:建物

取引の形態を示す。「媒介」「仲介」は不動産業者が家主と借り手の間をとりもつもの。「売主」は不動産業者自体が所持する物件を貸すこと。「代理」の場合は不動産業者が売主の代行として契約すること。「媒介」「仲介」の場合は仲介手数料が必要となり、「売主」の場合は仲介手数料がかからない。

取引態様(土地) [とりひきたいよう(とち)] 区分:土地

取引の形態を示す。「媒介」「仲介」は不動産業者が家主と借り手の間をとりもつもの。「売主」は不動産業者自体が所持する物件を貸すこと。「代理」の場合は不動産業者が売主の代行として契約すること。「媒介」「仲介」の場合は仲介手数料が必要となり、「売主」の場合は仲介手数料がかからない。

ドレン [どれん] 区分:建物

雨水や排水を流すために施された配管。

農地 [のうち] 区分:土地

農地法で「耕作の目的に供される土地」と定義されたもの。耕作とは、作物を育てるために、土地にコストと労力をかけて、耕うん、播種、施肥、除草などの作業(肥培管理)を行うこと。果樹園等も含む。農地かどうかの判断は登記簿上の地目ではなく現況による。

農地転用 [のうちてんよう] 区分:土地

農地転用とは、「農地を農地以外のものにすること」で、具体例としては農地に区画形質の変更を加えて住宅、工場、病院、学校等の施設の用地にしたり、道路、山林、水路等の用地にすること。

農地転用許可制度 [のうちてんようきょかせいど] 区分:土地

農地転用許可制度は、「優良な農地の確保」と「計画的土地利用の推進」を図るために、「農地を農地以外のものにする場合」または「農地を農地以外のものにするために所有権等の権利設定・権利移転を行う場合」に、都道府県知事の許可(4haを超える場合:大臣の許可)を受けることとする制度。国、都道府県が転用する場合等は許可不要。

延床面積 [のべゆかめんせき] 区分:建物

建物の延床面積のこと。たとえば2階建なら1階と2階の面積を合計したもの。ベランダの面積は含まない。

ハイツ [はいつ] 区分:賃貸

アパートの別称。

パイプスペース(PS) [ぱいぷすぺーす] 区分:建物

上下の階の上水・下水、ガス管などを通すためのスペース。

バリアフリー [ばりあふりー] 区分:建物

段差を出来る限り無くすこと。お年寄りや身体障害者にとっては、バリアフリー化された空間で生活することが望ましい。

PC [ぴーしー] 区分:建物

プレキャストコンクリートの略。工場で成形したコンクリート板を現場で組み立てる構造。

引渡し(建物) [ひきわたし(たてもの)] 区分:建物

建物の場合、契約の時に支払った手付金を除いた残金の支払いと引き換えに、不動産が売主から買主の手に移ること。法的には「占有」できる状態になることを引き渡しという。仲介会社を通して買った場合は、この時に仲介手数料も清算する。不動産では、通常の商品のようにモノ自体をやり取りすることができないので、鍵を渡すことをもって引き渡しになる。

引渡し(賃貸) [ひきわたし(ちんたい)] 区分:賃貸

賃貸の場合、前家賃や仲介手数料などを清算して引き渡しを受ける。不動産では、通常の商品のようにモノ自体をやり取りすることができないので、鍵を渡すことをもって引き渡しになる。

引渡し(土地) [ひきわたし(とち)] 区分:土地

土地の場合、契約の時に支払った手付金を除いた残金の支払いと引き換えに、不動産が売主から買主の手に移ること。法的には「占有」できる状態になることを引き渡しという。仲介会社を通して買った場合は、この時に仲介手数料も清算する。

ペアガラス [ぺあがらす] 区分:建物

2枚のガラスで空気を挟み込んだもの。断熱・気密を高め、防音効果もある。

ホルムアルデヒド [ほるむあるでひど] 区分:建物

無色で強い刺激臭のある化学物質。水溶性のものをホルマリンという。合板や壁紙の接着剤、家具、カーテン、カーペット、暖房・厨房などの燃焼機器、喫煙などからも発生。トルエンやキシレンといったVOC(揮発性有機化合物)とともにシックハウスの原因ており、わが国では2003年7月施行の改正建築基準法において、これまで評価対象だった建材にプラスして、壁紙、塗料、接着剤、断熱材も対象に加え、ホルムアルデヒド対策の程度を示す等級の表示が以前より厳しくなっている。

メゾネット [めぞねっと] 区分:賃貸

1層の住戸であるフラットに対して、2層以上で1住戸を構成するマンションをメゾネット形式という。2階建ての一戸建てのように室内に上下階へ行く階段がある。玄関のあるフロアにはLDK、上や下のフロアに寝室を配置するなど、パブリック空間とプライベート空間を明確に分けることができる。またリビングの上を吹き抜けにするなど、立体的な空間構成や、一戸建てにより近い間取りも可能。

免震構造 [めんしんこうぞう] 区分:建物

建物と基礎の間に積層ゴムなどの部材を設置して、建物に伝わる地震の力を遮断し、上の階に伝わる揺れを軽減。建物の倒壊だけでなく、建物内の家具などの転倒も防ぐことを目指しています。ただし、低層の建物ではコストが割高。

木質パネル工法 [もくしつぱねるこうほう] 区分:建物

木材をベースにしたパネルを工場でつくり、木造軸組工法(在来工法)の軸組内外壁として取り付けていく工法。木造軸組工法(在来工法)の自由性と、2×4工法の剛性・気密性を備えています。パネルを規格化して工場で生産しているため、工期が短く精度が高いというメリットが。

木造軸組工法 [もくぞうじくぐみこうほう] 区分:建物

在来工法とも呼ばれる、日本独自の伝統的な工法。コンクリートの基礎の上に土台を置き、その上に柱と梁を組み上げていきます。壁に筋交い、土台・梁・桁に火打ちなどの斜め材を入れ、水平方向の力を強化。柱や梁の間の壁や床を抜いて開口部が取りやすく、部分的に修繕・改築できるのがメリットです。

木造ユニット工法 [もくぞうゆにっとこうほう] 区分:建物

工場で住空間ごとに分けて造ったユニット(箱)を現場で据え付ける工法。ほとんどが工場で造られるため、品質が安定しており、強度に優れています。工期が短いのも魅力。

床下収納 [ゆかしたしゅうのう] 区分:建物

床下のデッドスペースを利用した収納。主にキッチンや洗面室などに設置してストック用品の収納場所に利用される。1連タイプと、スライド式の2〜3連タイプがあり、スペースに応じて設置可能。最近は2階用の浅型タイプも登場。収納庫が30cm程度上昇する電動昇降タイプもあるが、床に穴を開けた形状なので内部の出し入れが済んだらすぐに閉める注意が必要。

輸入住宅 [ゆにゅうじゅうたく] 区分:建物

広義には在来工法の木造住宅と、工業化住宅(プレハブ)以外は輸入住宅といえる。ただ、1970年代に輸入された最初の2×4工法は、部材モジュールや内外装プランなどを日本風にアレンジしてあるので「日本型2×4工法」ともいう。現在は、90年代半ば以降に部材モジュール、内外装、生活様式も含めて丸ごと輸入したものを特に「輸入住宅」というのが一般的。

容積率 [ようせきりつ] 区分:土地

土地面積に対する建物総床面積の割合。上記の例で容積率200%であれば、建物床面積は400?が限度となる。

用途地域 [ようとちいき] 区分:土地

住宅地に望ましい環境づくりや、商工業に適した地域づくりなど、それぞれの地域にふさわしい発展を促すため、都市計画法に基づいて定められている。地域区分には大きく分けて「住居系」「商業系」「工業系」の3つがあり、そのなかでさらに細かく分けられ、全部で12種類ある。各区分によって、建てられるものと建てられないもの、その規模の制限がくわしく規定される。住宅が建てられないのは「工業専用地域」のみ。

礼金 [れいきん] 区分:賃貸

本来は、賃貸契約において、あらかじめ将来の譲渡・転貸の自由を認めることの対価として渡すお金だが、一般的に返還されることはなく、実際には家主への賃貸のお礼金のニュアンスが強い。敷金や家賃とは別に支払う。家賃の1〜2ヵ月分程度。

ロフト [ろふと] 区分:賃貸

いわゆる屋根裏部屋。賃貸ではワンルームマンションに中2階を設けてこう呼ぶことも増えている。

1R [わんるーむ] 区分:賃貸

ワンルームのこと。キッチンと居室に仕切りや扉がないのが1Kとの違い。